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発信箱

冤罪と情報技術=二木一夫

 立命館大を拠点にこの春発足した「えん罪救済センター」の代表を務める稲葉光行(いなばみつゆき)教授は、情報学専攻の自称技術屋だ。コンピューターを使う情報処理の専門家にとって刑事司法は縁遠い。無実の罪に問われた人を救う活動となると畑違いもいいところなのに、なぜ。

 2003年の鹿児島県議選を巡り被告全員の無罪が確定した志布志(しぶし)事件が、稲葉さんを冤罪(えんざい)被害者救済の道に引き込んだ。元被告らの国家賠償訴訟で、自白の経緯を調べるのに協力し、コンピューターによる供述分析の将来性を強く感じた。

 取り調べは長期にわたり、弁護人が全て読めないほど供述調書は膨大にあった。1人当たり約1000ページ、それが十数人分。でも文字認識ソフトを使えば1ページ2〜3秒でコンピューターに読み込める。どんな単語や文章が多く出てくるかをグラフ化すると特徴や傾向を見つけることができる。

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