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Features・パラの主役:走る、跳ぶ 私の証し 優等生「目立って、光栄」 陸上・高桑早生(24)

障害者スポーツと社会との橋渡し役として期待される陸上の高桑=徳野仁子撮影

Features・パラの主役

走る、跳ぶ 私の証し 優等生「目立って、光栄」 陸上・高桑早生(24)

 2020年東京パラリンピックを控えた障害者スポーツの優等生である。理路整然とした口調で競技の魅力と課題を語り、当意即妙な受け答えをする。リオデジャネイロ・パラリンピックを迎えるまで陸上(切断など)女子の高桑早生(さき)(24)=エイベックス=のメディアへの登場回数は群を抜いていた。ただ、笑顔で受け答えする取材中に時折、苦悩も垣間見えた。本職の短距離か、確実に記録を残せる跳躍か。リオに降り立っての結論は「欲張って、いいとこ取りする」。9日(日本時間同日夜)、最初の種目となる走り幅跳びに挑む。

 左脚に装着した義足を相棒に、伸びのある走りでトラックを駆ける。100メートルで今年4月に記録した13秒59の自己ベストは、日本記録、アジア記録をともに更新した。走り幅跳びでも助走のスピードが武器だと自負する。左脚を失ったことへの落胆から立ち直ったのは、生活用の義足より先にスポーツ用義足に出合って「歩く」だけでなく「走る」ことに希望を見いだせたから。ランナーであることが存在意義だ。

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