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震災5年半

来春学校再開の福島・葛尾村 子供の声戻るか

移り住んだ復興住宅で長女ゆづきさん(右端)と次女と一緒に図鑑をめくる松本奈緒美さん(中央)=福島県三春町で2016年9月8日午後6時13分、川村咲平撮影

 校舎に子供たちの声は戻るのか−−。東京電力福島第1原発事故による避難指示が今年6月に解除された福島県葛尾村。来年4月の学校再開を目指し急ピッチで校舎の改修が進む。だが、通学の意思を示した小中学生は3人。約1500人の村民の帰還率も5.8%(9月1日)だ。地域再生の基盤が揺らぐ。

 再開する葛尾小は村役場正面にある。5月から体育館などの建て替え工事が始まり、クレーン車がうなりを上げる。約500メートル離れた葛尾中でも工事が始まった。改修費は幼稚園も含めて約20億円。授業が始まれば、村は約30キロ離れた同県三春町にある仮設校舎を閉鎖する方針だ。

 保護者を対象にした村のアンケート(今年1月)で、未就学〜中学1年生の計125人の約半数(63人)が「(村外の)他校に通う」と回答。村の学校に通うと明確に答えたのは小中学生3人と未就学児2人だった。猪狩省造・村教育長は「このままでは来年4月の再開は困難かもしれない。ただ、三春町の校舎をいつまでも残しておくと村に子供は帰らない。子供がいない自治体は滅びるだけだ」と戸惑いを隠さない。

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