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大竹文雄・評 『人口と日本経済』=吉川洋・著

 (中公新書・821円)

 「人口が減っていく日本経済に未来はない」という認識は広く行き渡っているように思える。このような日本経済の成長についての見方を著者の吉川洋教授は、「人口減少ペシミズム(悲観主義)」と呼ぶ。しかし、「これは間違っている」と言う。なぜなら、「先進国の経済成長は、基本的に労働力人口ではなく、イノベーションによって生み出されるものだから」だ。これが本書の主張だ。

 人口減少は経済にプラスなのかマイナスなのか、人口減少時代でプラスの経済成長は達成可能なのかを、経済思想と実証分析から本書は明らかにしている。スミス、マルサス、リカード、ケインズ、ヴィクセルといった著名経済思想家が人口についてどう考えていたのかが、興味深く描かれており、人口増加に賛否両論あったことが分かる。

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