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『自由民権運動 <デモクラシー>の夢と挫折』=松沢裕作・著

 (岩波新書・886円)

 近代日本の「デモクラシー」の時代は、戦争の後の時期に現れるといわれる。日露戦争後の「大正デモクラシー」、15年戦争後の「戦後デモクラシー」。明治の自由民権運動も戊辰(ぼしん)戦争という「二百数十年ぶりの全国的軍事動員」により、江戸時代の身分制秩序が揺るがされて起きた「戊辰戦後デモクラシー」だった。

 ただし自由民権運動は、今の「デモクラシー」イメージでは捉えにくい。出発点には、戊辰戦争の勝者として「しかるべき処遇を求め」、得られない不満から運動を起こした人々が存在した。中にはかつての武士もいれば都市下層民も博徒もいた。

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