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『陸軍士官学校事件 二・二六事件の原点』=筒井清忠・著

 (中公選書・2052円)

 1936年に起きた二・二六事件といえば、陸軍皇道派の青年将校らによる現代日本史上最大のクーデター事件としてよく知られている。一方、その遠因となった陸軍士官学校事件(11月事件)のことは、さほど知られていない。長年、専門的な研究がなされてこず、近現代史好きのファンにも届かなかった。本書はそうした昭和史研究の積み残しを清算し、真相の解明を試みている。

 事件は34年。統制派の辻政信大尉が、対立する皇道派で陸軍大学校にいた村中孝次大尉と磯部浅一・一等主計らのもとに同士官学校生徒をスパイとして送り込み、クーデター計画が存在するとして、村中らを逮捕させたものだ。結果的に免官つまり陸軍を追放された村中と磯部はのち、二・二六事件の中心人物となる。

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