メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

開沼 博・評『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』加藤陽子・著

思考を積み重ねたうえでよりよき選択ができるように

◆『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』加藤陽子・著(朝日出版社/税抜き1700円)

 「選択肢が増えること」が、誰にとっても常に「好ましいこと」だとは限らない。例えば、近年になって広く受診可能になった「新型出生前診断」は、血液検査によって胎児の染色体障害の有無を知らせる。胎児の障害が確定した際、約97%の親が中絶を選ぶという。その選択をした親のすべてがただ単純に「良かった」と思うわけではなかろう。一方で、少なからず存在するだろう「良かった」と思う親に、実際に障害を持つ人やその親が何を思うだろうか。

 近代化は、私たちの自由や平等をより広く担保するように進み、技術や産業の展開と結びつきながら選択肢を…

この記事は有料記事です。

残り1177文字(全文1504文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 拝啓 ベルリンより ベビーカーでの外出ってこんなに気楽だったっけ?

  2. ツイッターに犬暴行映像 小型犬首つり、地面にたたきつけ 通報相次ぎ福岡県警捜査へ

  3. 「ニセモン」? これってアリ? 中国版ポケモンGOを現地でプレーしてみた

  4. オリオン座ベテルギウス、寿命が尽き超新星爆発?異常な暗さにネット上で臆測 専門家は否定

  5. 松尾貴史のちょっと違和感 幸福度1位 フィンランドに見るゆとりと透明性

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです