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メディア時評

待機児童は社会の共通課題=内田由紀子・京都大こころの未来研究センター准教授(社会心理学)

 保育所の待機児童問題がクローズアップされている。毎日新聞は2日夕刊と3日朝刊で、4月1日時点の待機児童が2年連続増の2万3553人だったという厚生労働省の発表について報じた。この問題は定員の面から論じられることが多いが、保育所は単なる「箱」ではなく、子どもたちが初めて社会に触れて心と体を成長させる場である。つまり、本来的には「人」にもっと焦点をあてた議論がされるべきなのだ。例えば、優れた保育のプロの育成と維持のためにはどうすべきか。現状とても良いとはいえない保育士の労働環境について踏み込んだ検討がなされてもよい。

 しかし、こうした思いは自分自身が当事者になって得た視点でもある。現在小学1年の息子は1歳の時に待機児童になった。だが私は「預かってくれるなら何でも良い」とはとても思えなかった。その後、入所できた保育所は信頼できる保育士たちが真摯(しんし)に保育に取り組んでいた。そして私は、保育を巡る現状の厳しさについて初めて知ることになった。

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