メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

時代の風

児童虐待なくすには=総合研究大学院大教授・長谷川眞理子

=望月亮一撮影

 この数年にわたって、児童虐待の件数はどんどん増えている。2005年度には3万4472件だったのが、15年度には10万3260件になった。身体的虐待、心理的虐待、性的虐待と、カテゴリーはいろいろあるが、いずれも、子どもが親を含む養育者からさまざまな被害を受ける事態である。

 実際に「児童虐待」の発生頻度が増えているのか、それとも、以前は見過ごされていたものに対し、人々の意識が変化して通報が増えたのか? どうもそれは後者であるらしい。子どもが虐待死することをもっと積極的に防がねばということで、以前よりもさまざまなところが介入するようになった。その結果、一般の人々からの通報も増えているのだろう。

 しかし、そもそも、なぜ親を含む養育者が子どもを虐待するのか? 理念的には、養育者は子どもを愛し、子どもの福祉のために最善をつくさねばならない。虐待するなどもってのほかである。しかし、科学的に見れば、いつもそううまくはいかない理由が存在する。そこを理解すべきだと私は思う。

この記事は有料記事です。

残り1297文字(全文1731文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 自転車であおり、初逮捕へ 「桶川のひょっこり男」妨害運転容疑 埼玉県警

  2. 「このままでは核兵器はなくならない」 ジャパネット創業者が「伝える」核廃絶と平和

  3. ORICON NEWS 映画『鬼滅の刃』新情報解禁 「心を燃やせ」新キービジュアル&PV、キャスト公開で猗窩座役は石田彰

  4. 大阪都構想 反対が賛成上回る 9月上旬の前回調査から賛否逆転 世論調査

  5. 風知草 鬼滅ブームと菅伝説=山田孝男

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです