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Features・パラの主役:東京へ、はい上がる 故障から復活期す元王者 車いすテニス・国枝慎吾(32)

車いすテニス男子ダブルスで銅メダルを獲得し、泣きながら抱き合う国枝(左)と斎田=徳野仁子撮影

Features・パラの主役

東京へ、はい上がる 故障から復活期す元王者 車いすテニス・国枝慎吾(32)

 失意と喜びがない交ぜになったリオデジャネイロ・パラリンピックの5日間の戦いが終わった。車いすテニス男子の国枝慎吾(32)=ユニクロ=は「戻りたいですね、日常に」と柔らかな笑みを浮かべた。3連覇を目指したシングルスは準々決勝で敗退したが、ダブルスでは2大会ぶりの銅メダルを手にした。感情もめまぐるしく変化し、心身ともに疲弊した。日常とは何か。「一番はツアーに戻りたい」。その先に2020年東京パラリンピックを見すえていた。

 唐突な告白だった。「3週間ほど前に手術をしまして……」。5月に行われた、車いすテニスの国別対抗戦・ワールドチームカップの開催発表記者会見。国枝は4月に右肘のクリーニング手術を行ったことを明かした。関節内で遊離した軟骨や関節周囲の骨棘(こつきょく)を取り除く手術だが、国枝は「関節の中をガサガサってイソギンチャクのようなものが動いている」と、独特の表現で症状を説明した。

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