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関口新心流「楊柳」の形図 「紀州藩御流儀」の極意 /和歌山

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流祖・関口氏心(柔心)の肖像画=関口芳夫氏蔵
流祖・関口氏心(柔心)の肖像画=関口芳夫氏蔵

 関口新心流は柔術を根幹として剣術、居合術も有する古武術だ。流祖・関口氏心(うじむね)(号・柔心)は、足利家一門・駿河今川家の分家出身。本家の衰退などもあって諸国を回って武芸修行を重ね、最後は紀州徳川家の初代藩主・頼宜(よりのぶ)に召し抱えられた。

 気性が激しく武術に厳しかった頼宜の目にかなった柔心の武術は「紀州藩御流儀」となり、頼宜は「代々の藩主は関口新心流を学ぶべし」と遺命。関口家当主は御流儀指南役として、その業を受け継いだ。

 古武道流派の多くが明治維新とその後の廃藩置県、太平洋戦争などを経て消えていったが、関口流は和歌山の地で健在だ。関口芳夫氏(68)が第13代宗家として約30人の門弟を束ね、和歌山市島橋東ノ丁に道場を構えている。2010年には県無形文化財に指定された。

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