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音楽

佐藤彦大ピアノ・リサイタル 独自の音色を獲得=評・梅津時比古

 日本音楽コンクール優勝から9年、スペインのマリア・カナルス国際コンクールで1位を得た佐藤彦大がリサイタルを開いた(6日、浜離宮朝日ホール)。

 久しぶりに聴く佐藤の音色の変化に驚かされた。第一曲、ラフマニノフ《コレルリの主題による変奏曲》冒頭の主題提示を、佐藤は、極めてやわらかい、脱力しきった音でひそやかに響かせる。まるで、窓を控えめに開けてそっと世界をのぞくように、そして見えた世界の不思議に驚くように。その後、音のやわらかさは神秘的なベールとなり、その中で、各声部がはっきりと浮かび上がる。しかも声部は分離することなく作品の核に常に溶け込んでゆく。それはテクニックが炸裂(さくれつ)する快速の流れになっても揺るがない。そのため、不安と夢に打ち震える…

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