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 「石牟礼道子全集」が2年前に完了した。未読の作品も読めて幸せだった。毎日新聞西部版「不知火のほとりで」もデジタルで購読している。そして最近、藤原書店は全集から「苦海浄土 全三部」を抜粋して刊行した。NHK「100分de名著」が9月いっぱい放送している若松英輔さんの「苦海浄土」案内も、言葉が的を射て素晴らしい。

 「苦海浄土 全三部」のあとがきで石牟礼道子さんは、「当時の右とか左とかいうイデオロギーではなくて……“義”によって、書いたのです」と語っている。父親から「昔ならお前のやっていることは、獄門、さらし首だぞ」と言われ「覚悟はあります」と答えたという。まるで江戸時代、一揆に出る前の父子の会話のようではないか。石牟礼さんは全集のあとがきで、「私が描きたかったのは、海浜の民の生き方の純度と馥郁(ふくいく)…

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