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くらしの明日

私の社会保障論 患者の「物語」を理解=孫大輔

 近年、「ナラティブ」という概念が医療や医学教育において重視されるようになってきた。「ナラティブ・ベイスト・メディスン」(物語に基づいた医療)というアプローチも徐々に普及してきている。

 「ナラティブ」とは「語り」や「物語」という意味であるが、筆者は医療におけるコミュニケーション教育の最重要点は、このナラティブに集約されると考えている。なぜ、今、ナラティブが注目されているのであろうか。

 ナラティブ論は1980年代に心理学者のブルーナーによって提唱された。人が学ぶ「知」には「科学的な知」とは別に、「物語的な知」というものがあり、これはストーリーとして語ったり、語られたりすることによって初めて伝達される知であるという。この「物語的な知」は複数の視点を含んでいたり、複数の解釈が可能だったりするような不確実性をはらむものである。

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