統合失調症

注射治療薬「2年で85人死亡」 安全性は

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抗精神病薬ゼプリオン=ヤンセンファーマ提供
抗精神病薬ゼプリオン=ヤンセンファーマ提供

因果関係は不明、迫られる検証

 統合失調症の治療薬ゼプリオンが、販売開始約2年で85人の死亡が報告されている。死亡と薬との因果関係はわかっていない。日本ではあまり普及していない注射タイプの薬で、1度打つと1カ月効き目が続く利点がある。再発を抑える効果が期待されるだけに、安全性のさらなる検証が必要だ。

 ゼプリオンは2013年11月に販売が始まった。以後26カ月間で、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に85人の死亡が報告された。心肺停止、心筋梗塞(こうそく)などの症例が並ぶが、はっきりした死因はわからない。精神医療の関係者らでつくるNPO法人「地域精神保健福祉機構(略称コンボ)」は今年6月、厚生労働省に対し、使用者全例の調査や原因究明などを求める要望書を出した。

 多数の死亡報告は、新聞や週刊誌でも取り上げられた。製造販売元のヤンセンファーマはどう受け止めているのだろう。

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