患者申し出療養制度

混合診療例外、初承認 抗がん剤治療

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 保険適用されない薬や治療法と保険診療を併せて受ける混合診療を例外的に認める「患者申し出療養制度」の申請を審査する厚生労働省の評価会議は21日、胃がんの腹膜(内臓を覆う薄い膜)への転移に対する抗がん剤の腹部投与の治療法について承認した。新制度での承認は初めて。10月にも東大病院で実施される。

 承認されたのは、抗がん剤の「S−1」と「パクリタキセル」による治療。パクリタキセルを腹部に直接投与することで治療効果が高まると期待されるが、直接投与は保険が適用されない。全額自己負担なら170万円程度掛かるとされるが、患者申し出療養制度の適用により、患者負担は90万円程度となる見込み。

 この治療法は、以前からある混合診療の例外措置「先進医療」で既に実施され、患者の生存期間の延長がみられている。しかし、対象者に基準があり、希望しても受けられない人がいた。今後は東大病院なら審査なしで、他の医療機関でも東大病院と連携することで2週間の審査で承認され、希望者は迅速に治療を受けられるようになる。同病院は年間100人程度を予定している。

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