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陸上の植生を観測対象にしている研究者も、ひまわり8号の観測データに熱い視線を送っている。地球上のどこに、どれだけの量の陸上植物が存在するのか。地球温暖化予測や世界的な森林保全・再生活動の検証に不可欠な情報である。
人工衛星で継続的な観測をすると、太陽光の照明方向や観測方向によって異なった観測結果が得られる。これらの違いは植物群落の立体構造を反映し、植物量の推定に重要な役割を果たす。植物群落上空で実測したデータやシミュレーションによって、観測値の変化を推定することはでき…
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