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「もんじゅ廃炉」の魔法=青野由利

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 審議会の傍聴に行くと、ぼそぼそと話す声が聞き取りにくくて困ることがある。明瞭にしゃべってくれる人がいると、それだけで肩を持ちたくなるほどだ。

 文部科学省が5月まで開催した「もんじゅ」検討会で声が大きかったのは当時の馳浩文科相、次いで有馬朗人座長。声の小さい委員もいたし、結論は中途半端でいただけなかったが、それでも「公開」での議論には意味があった。

 ところがこの後、もんじゅの議論は水面下に潜ってしまう。臆測が飛び交う中、原子力関係閣僚会議でいきなり結論が示された。しかも、その中身は矛盾に満ちたものだ。

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