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井波律子・評 『大津絵−民衆的諷刺の世界』=クリストフ・マルケ著

 (角川ソフィア文庫・1512円)

シンプルにして自由闊達な表現力

 大津絵は江戸時代初期から明治にかけ、東海道最大の宿場のひとつ、大津の町はずれで、旅人に土産物として売られていた民衆絵画。その独特の自由自在にして飄逸(ひょういつ)な趣は今も、見る人に忘れがたい印象を与える。本書は、日本の近世・近代美術史を専門とするフランスの学者、クリストフ・マルケが、その歴史から説き起こし、近代の画家に与えた衝撃に至るまで、多種多様の鮮明な図版(模写を含む)を紹介しながら、大津絵の全貌を解き明かしたもの。

 本書は三章によって構成され、第一章で、まず大津絵の歴史がたどられる。初期の大津絵は十七世紀末まで、…

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