メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 フーラ自然保護区(イスラエル北部) 平和を願う鶴の楽園

毎年秋から冬にかけて、鶴の大群が姿を現すフーラ湖とその周囲の湿地帯。さまざまな野鳥も訪れ、さながら野鳥博物館のよう=イスラエル北部フーラ湖で2016年1月、大治朋子撮影

 これほどの鶴、いや、鳥の大群を見たことがない。観光客らが興奮して何か叫びながら感激の思いを口にしているけれど、その声すらかき消してしまうほどの鶴の大合唱だ。天と地が鶴で埋め尽くされた空間に抱かれているような、不思議な感覚を覚える。

 アジアとヨーロッパ、アフリカの3大陸が出合う中東の一角に位置するイスラエル。その北部にあるフーラ湖と周囲の湿地帯を含む自然保護区は、渡り鳥たちが行き交う交差点のようなところだ。年に2回、約390種、5億羽を超える鳥が飛来する。

 鶴の大群が現れるのは、毎年11月から1月末にかけて。秋季だけでも10万羽以上が飛来し、その約4分の1がこの湿地帯で羽を休めて越冬する。乾燥気候が目立つ中東で、この湖沼地帯には、長旅の補給に必要な食料や水が豊富にある。鶴ばかりではない。ペリカンやムラサキサギ、ブロンズトキ、カワセミなど、数え切れないほどの野鳥を目にすることができる。双眼鏡を手に、まるで自然の野鳥博物館を歩くようだ。

この記事は有料記事です。

残り1014文字(全文1436文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. NY株続落、509ドル安 1カ月半ぶり安値 コロナ再流行の影響懸念

  2. 台風12号が北上 本州接近へ 23~25日、大荒れ警戒

  3. 4連休最終日 空の便は午後の予約率97% 高速道も朝から渋滞

  4. 欧州ニュースアラカルト 「記録的な熱波は始まりに過ぎない」 ポルトガルの若者が欧州人権裁判所に提訴

  5. 菅首相は「地方に優しくない」 潜む新自由主義と翼賛の危機 「左遷」された元官僚が伝えたいこと

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです