病気やけがで働けなくなるリスクに備える「就業不能保険」に力を入れる生命保険が増えている。将来の生活不安が広がっていることが背景にある。ただし、支払い要件となる就業不能の定義や保障内容などに差がある。活用のポイントをみた。
●海外では主力商品
就業不能保険は、病気やけがで入院や在宅療養となり働けなくなることによって収入が途絶えた場合に備える。一定の免責期間が経過した後、給付金を受け取ることができる。米国やドイツでは主力保険商品に成長している。
医療技術の進展で重篤な病気やけがでも一命をとりとめ長期療養するケースは増えている。働けず収入が減っても、子供の教育費や住宅ローンなどを急に削減することは難しく家計へのインパクトは大きい。生命保険文化センターの調査では、世帯主が病気やけがで長期間働けなくなった場合の生活資金について8割は「準備できていない」とする。一方、世帯の単身化が進み、今や、単独世帯は3割超と「夫婦と子供」から成る世帯を上回る…
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