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熊本地震

西原村の農業復興持続へ 百笑応援団が発足 都市と交流し人手不足解消 /熊本

 熊本地震で被災した西原村の農業復興を持続可能な形で支えようと、「西原村百笑(ひゃくしょう)応援団」が発足した。会員登録した農家は、手伝ってくれる農作業ボランティアの人数に応じた会費を出し、受け入れや調整の窓口となる応援団事務局の運営費に充てる。都市と農村の交流を図りながら、農家の人手不足解消を目指す試みだ。

     西原村では、営利事業を支援することのできない社会福祉協議会の災害ボランティアセンターとは別に、農業復興のボランティアセンターが任意団体として開設された。大分県日田市から通う河井昌猛さん(43)が無償で運営を担い、5月6日から活動を休止した7月末までに延べ2534人のボランティアを被災農家につないだ。個人参加のボランティアの8割近くがリピーターとなり、活動休止後も「また行きたい」との要望が寄せられたという。

     秋の収穫期を前に河井さんは、事務局の人件費や事務費などを農家が負担する仕組みを提案。ボランティアは従来通り保険や旅費、弁当代などを自己負担して無償で農作業を手伝うが、受け入れ農家はボランティア1人につき1日1000円の会費を事務局に支払う。例年、繁忙期に農家が頼っていた村シルバー人材センターからも、受け入れボランティア数に応じた人数を雇用するよう農家に義務付けるなど配慮している。

     21日夜にあった説明会には30戸の農家が集まり、全員が会員登録した。村や農協の賛同も得ており、説明会を重ねて村全体の農家の参加を促していく。「農家もボランティアも地域の人も皆が笑えるように、との思いを込めた百笑応援団。前例のない復興を目指す」と河井さん。

     応援団副会長に選ばれた前鶴義博さん(73)は「私もボランティアに手伝ってもらったが、朝4時に起きて北九州から夫婦して手弁当で来られ、感激した。いつまでも甘えてばかりはいられないので、農家も一定のお金を出した方がいい」。会員登録した曽我幸一さん(68)も「被災後の一時的なもので終わらず、持続可能な組織となったことで、とても心強い」と喜んでいた。

     問い合わせは事務局(080・1500・0001)へ。【福岡賢正】

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