秋季高校野球

県大会 4強出そろう 常磐大高・霞ケ浦・水城・明秀日立 /茨城

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【常磐大高−水戸葵陵】二回表常磐大高1死三塁、山田がスクイズを決め先制=笠間市箱田の笠間市民球場で 拡大
【常磐大高−水戸葵陵】二回表常磐大高1死三塁、山田がスクイズを決め先制=笠間市箱田の笠間市民球場で

 第69回秋季関東地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞水戸支局など後援)は28日、ひたちなか市民、笠間市民の2球場で準々決勝4試合が行われ、ベスト4が出そろった。2回戦で第1シードの常総学院を破った常磐大高が水戸葵陵との乱打戦を制したほか、シード校の霞ケ浦、水城、明秀日立が順当に勝ち上がった。

 準決勝2試合は30日、ひたちなか市民球場で行われ、勝者2チームは10月22日、宇都宮市で開幕する関東大会に出場する。関東大会の成績は来春行われる第89回選抜高校野球大会の出場校を選考する際の重要な参考資料となる。【川崎健、玉腰美那子】

 <ひたちなか市民>

 ▽準々決勝

水戸工 000000=0

霞ケ浦 102115=10

 (六回コールド)

 (水)戸井田、大沢、福田、間宮−益子

 (霞)遠藤−鈴木

▽二塁打 益子、木村、丸山(霞)

つくば秀英

  100000000=1

  10310100×=6

水城

 (つ)北山、赤司、阿部田−後藤、浜辺

 (水)征矢、須藤−朝倉

 <笠間市民>

常磐大高

  016220000=11

  020700000=9

水戸葵陵

 (常)川野辺、久保田、飯村−石川

 (水)上林、木村、大畑−島根

▽三塁打 和田(水)

▽二塁打 竹川2、仲條、川野辺(常)木村、和田(水)

下妻一

  000003000=3

  70011000×=9

明秀日立

 (下)柴、大谷、高橋、田中−三谷

 (明)清水、細川、中田−渡辺

▽三塁打 増田(明)

▽二塁打 水野(下)

「甘さが出た」

 ○…水戸葵陵の捕手・島根は三回の失策を悔やんだ。1死一、二塁、7番打者の内野ゴロの間に二塁走者に本塁を狙われた。三本間でタッチして、相手の勢いに負けボールをこぼしてしまい、1点を献上。その後も連続適時打を浴び、この回計6点を奪われた。2回戦の日立一戦でも似たような失策があって得点を許している。「アウトをとりたくて焦ってしまった。甘さが出た」と反省しきりで「悔しさをバネに成長したい」と誓った。

声掛けで後輩奮起 水城2年・朝倉大智捕手

水城・朝倉大智捕手 拡大
水城・朝倉大智捕手

 積極的な声掛けが、後輩投手を奮起させた。5点リードで迎えた七回、征矢(そや)隼輔投手(1年)が突然乱れた。二回以降一度も走者を出さなかったのに、初めて連続安打を許して無死一、二塁のピンチを招いた。

 すかさずマウンドに駆け寄り「疲れたの? もっと自信持って投げていいよ」と落ち着かせた。「大丈夫です」と笑顔で返した征矢投手はこの回無失点で切り抜けた。

 初めてバッテリーを組んだのは4月上旬。168センチと小柄な体格から繰り出すキレのある直球を受け「ずっしりと重いボールだな」と感心した。「自分が笑顔でいれば、征矢もリラックスして投げてくれる」と気配りを怠らず、練習中から積極的にコミュニケーションを取った。

 「バッテリーは試合を重ねるたびに成長している」と関根茂彦監督も評価する。次戦の相手は連覇を狙う霞ケ浦。「どんな相手でも、誰が登板しても、楽しく投げさせたい」とあくまで自然体だ。【川崎健】

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