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人生は夕方から楽しくなる

ベテラン記者が大人ならではの滋味ある話を求め、旬の人と語り合う大型インタビュー。人生が楽しくなるヒントをお届けします。金曜日更新。

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人生は夕方から楽しくなる

小説家・川崎徹さん

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「僕は不器用なんで、無理して小説を書いてきたところがあるんですが、最近やっと、自分が小説家なんだと思えてきました」=明治神宮外苑で、小川昌宏撮影
「僕は不器用なんで、無理して小説を書いてきたところがあるんですが、最近やっと、自分が小説家なんだと思えてきました」=明治神宮外苑で、小川昌宏撮影

CM界の異才捨て 虚構に切り込む

 待ち合わせたのは雨上がりの東京、神宮外苑。イチョウ並木を抜けると、自転車の脇で雨がっぱをたたんでいた。髪は白いが、1985〜96年に放送された人気番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」に出ていたころと同じ締まった体つきだ。

 皆が爆笑する脇でむっつりしていたり、お笑い歌をまじめ顔で披露したり。動じない風格が異彩を放っていたが、テレビからぷっつり姿を消した。

 「世の中から忘れてもらおうと思った時期があったんです。一切露出しないようにして10年かかりました。今は街で声をかけられることもほとんどなくなりました」。有名願望が全くない。「元気」に出たのは「ゴールデンのテレビ番組に出るとどうなるのか知りたかった」好奇心。「あと、たけしさんを見たかったのもありました。頭の回転、反応で全然かなわないと思ったのはあの人くらいですね」

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