「大変、重い大役を命ぜられた」。27日の就任会見の第一声は緊張を隠せなかった。「次長の時はどうにもならなくなると長官の部屋に駆け込んだ。今度は駆け込む所がない」。長官としての責務の大きさをかみしめる。
宮内庁次長に就任した4年前は、皇室の活動を詳しく知らなかった。国民に寄り添い、国民の幸せを願う天皇、皇后両陛下の姿を直接知った次長時代は、感銘することばかりだった。
座右の銘を問えば「特にない」と素っ気ないが、口調はいつも柔らかい。天皇陛下が生前退位の意向を示されたことを巡る報道が過熱したさなかも、記者対応での柔和な口調は崩れなかった。「温厚でまじめで気さく。でも議論に妥協はない」と周囲は語る。
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