秋季高校野球

県大会 準決勝 霞ケ浦、明秀日立が関東大会へ /茨城

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【常磐大高−明秀日立】五回裏明秀日立1死二塁、渡辺の中前適時打で8点目=ひたちなか市民球場で 拡大
【常磐大高−明秀日立】五回裏明秀日立1死二塁、渡辺の中前適時打で8点目=ひたちなか市民球場で
【水城−霞ケ浦】三回裏霞ケ浦2死三塁、井郷の先制適時打で三塁走者の木村が生還=同球場で 拡大
【水城−霞ケ浦】三回裏霞ケ浦2死三塁、井郷の先制適時打で三塁走者の木村が生還=同球場で

 第69回秋季関東地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞水戸支局など後援)は30日、ひたちなか市民球場で準決勝2試合が行われた。第4シードの明秀日立は一回に4点を奪われたが、その裏に打者一巡の猛攻で逆転、2回戦で第1シードの常総学院を破ったノーシードの常磐大高に競り勝った。連覇を狙う第2シードの霞ケ浦は先発・川崎海斗投手(2年)が147球の粘り強い投球で完投し、第3シードの水城を降した。来春のセンバツ出場校選考での参考資料となる関東大会に、明秀日立は2年ぶり3回目、霞ケ浦は2年連続7回目の出場を決めた。決勝は7日午前10時、同球場で行われる。【川崎健、加藤栄】

 ▽第1試合

常磐大高 400002000=6

明秀日立 70001000×=8

常磐大高、投手陣振るわず

 明秀日立が勝負強さをみせた。4点を追う一回2死、四死球を足がかりに増田、渡辺の適時打などで逆転。五回に1点を追加し試合を決めた。常磐大高は一回、ワラスの満塁本塁打で4点を奪ったが、投手陣が自滅した。

 ▽第2試合

水城  000000011=2

霞ケ浦 00201020×=5

水城、終盤の反撃及ばず

 霞ケ浦が好機をものにした。三回2死三塁、井郷と小儀の連打で2点を先取。五、七回にも適時打と犠飛で着実に加点した。先発川崎は9回を2失点の力投。水城は終盤、計3長打で2点を奪ったが力尽きた。

決勝で雪辱誓う

 ○…お互い無得点のまま迎えた三回裏2死三塁で打席に立った霞ケ浦の井郷輝選手(2年)。スライダーを捕らえた打球は左前適時打となり、先制点をもたらした。さらに50メートル5・8秒の俊足で今大会7つ目となる盗塁も成功させた。試合後は高橋監督からも「井郷が今大会よく頑張っている」と高評価。今夏の準決勝で敗れた明秀日立との決勝に向け「自分のプレーでチームに貢献し、雪辱を果たしたい」と意気込んだ。


復調へ会心の一打 明秀日立1年・増田陸選手

 「とにかく走者を還そう」。3点差で迎えた一回裏2死満塁、バットを指二本分短く持ち打席に向かった。金沢監督からの指示は「くらいつけ」。4球目の真ん中に入った直球をはじき返し、1点差に迫る中前適時打となった。

 会心の一打だったが、一塁上では腰の辺りで拳を握ってガッツポーズをした。控えめな仕草は「まだ試合は始まったばかり。喜んでいる場合ではない」という思いからだった。

 準々決勝までの3試合では1番打者として出場したが、12打数1安打と不調に陥り、この日は7番に落とされた。「なぜ打てないんだろう」と悩んできたが、球場に向かう前の練習で金沢監督から発破をかけられた。「お前は打てなくても、とにかくチームの勝利を考えろ」。その一言で目が覚めた。「何でもいいからチームに貢献しよう」と、自然体の自分を取り戻した。

 2年ぶりとなる関東大会出場。「一つの目標は達成できた。積極的なプレーで次は優勝をつかみ取りたい」。既に次戦を見据えていた。【川崎健】

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