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時代の風

各界の文化人が、それぞれの視点で混迷する時代を読み解きます。

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時代の風

政活費の不正受給=増田寛也・元総務相

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=中村藍撮影
=中村藍撮影

地方自治の危機 自覚を

 9月の初めに富山市八尾(やつお)町で「越中おわら風の盆」を見た。哀愁ただよう胡弓(こきゅう)や三味線の音色に乗って、編みがさを目深にかぶった男女が深夜まで無言で踊り続ける様には気品が感じられ、まことに素晴らしかった。落ち着いた街並みにも情緒があふれ、好印象で富山から帰ってきたが、台無しとはこのことだろう。富山市議会で次々に明らかとなった政務活動費(政活費)の不正受給問題である。

 2年前の兵庫県議会の号泣県議の一件で、同じ地方議員として襟を正したのかと思いきや、そんなことはなかった。白紙の領収書や正規の領収書に数字を加筆することは、一般的には詐欺行為であり、一部議員は市民団体から刑事告発されている。当然のことだろう。今回の背景として、議員の調査活動で、領収書をもらいにくい経費があるなどの事情があれば、政活費の対象を拡充する制度改正も考えなければならない。しかし、当事者の釈…

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