メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

時代の風

政活費の不正受給=増田寛也・元総務相

=中村藍撮影

地方自治の危機 自覚を

 9月の初めに富山市八尾(やつお)町で「越中おわら風の盆」を見た。哀愁ただよう胡弓(こきゅう)や三味線の音色に乗って、編みがさを目深にかぶった男女が深夜まで無言で踊り続ける様には気品が感じられ、まことに素晴らしかった。落ち着いた街並みにも情緒があふれ、好印象で富山から帰ってきたが、台無しとはこのことだろう。富山市議会で次々に明らかとなった政務活動費(政活費)の不正受給問題である。

 2年前の兵庫県議会の号泣県議の一件で、同じ地方議員として襟を正したのかと思いきや、そんなことはなかった。白紙の領収書や正規の領収書に数字を加筆することは、一般的には詐欺行為であり、一部議員は市民団体から刑事告発されている。当然のことだろう。今回の背景として、議員の調査活動で、領収書をもらいにくい経費があるなどの事情があれば、政活費の対象を拡充する制度改正も考えなければならない。しかし、当事者の釈…

この記事は有料記事です。

残り1370文字(全文1772文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「夢のようなディズニー特別ツアー」詐欺相次ぐ 被害者が信じ込んだ、その手口

  2. 「このままでは皇室消滅」「女性皇族の議論なさ過ぎ」 専門家4氏が口にした危機感

  3. 身内にも「自助」要求? 菅氏方針にざわつく党内 連続比例復活で「重複」禁止

  4. 学術会議「国の機関から切り離し」 井上担当相の提案が波紋

  5. イラン核科学者暗殺 開発計画で中心的役割 実行犯不明

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです