メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

京に生きる・技と人

/8 龍村美術織物織り手・岩間利夫さん 経験と感覚、若手に伝える /京都

若手職人にアドバイスする岩間利夫さん(左)=京都市上京区の龍村美術織物烏丸工場で、小松雄介撮影

 「何でこんなことをやっているのか」と、仕事をやめたくなったことがあるという龍村美術織物(本社・京都市中京区、龍村旻(きよし)社長)の織り手、岩間利夫さん(82)。その気持ちを抱えていると、京都・丹後地方の「藤織り」と出合った。山に自生する藤の皮の繊維から糸を作って織る。かつては全国各地にあったが、木綿の普及などで次第になくなったという。

 たまたま知った藤織りの講習会に参加した岩間さんは、伝承する講師の「おばあさん」にひかれた。西陣織の職人と知ってか知らでか、その人は遠慮のない厳しい声を飛ばしてきた。「京都の兄さん、そんな教え方してへん」。同じ京都府なのに、「京都の」とあえて言うところが、丹後に生きる人の「違う」という気概の表れだろうか。

この記事は有料記事です。

残り1494文字(全文1817文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 元の世界に逆戻り? 飛行機満席、渋滞30キロ以上 混雑した4連休

  2. 新型コロナで「中国に責任を取らせなければ」 トランプ氏 国連総会演説

  3. 「もうええわ」ふるさと納税返礼品業者の叫び 指定取り消しの高知・奈半利町

  4. 「刑務所に入れられても闘う。それが恩返し」 香港りんご日報創業者が語った決意

  5. 菅首相は「地方に優しくない」 潜む新自由主義と翼賛の危機 「左遷」された元官僚が伝えたいこと

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです