暑さが残り、夏の疲れもなかなか取れないこの時期。滋養のある食事で体調を整えたい。鶏肉を煮込んだ韓国料理「サムゲタン」は、夏の暑い時に食べると良いとされるが、「養生のためには年中おすすめ」と、薬膳料理研究家の新開ミヤ子さんは話す。家庭で手軽に楽しむ方法を教えてもらった。
本場韓国のサムゲタンは、丸鶏を使って生の朝鮮ニンジンなどが入る。日本の食卓で手軽に作るなら、骨付きもも肉を使って。「鶏肉にニンニクとタマネギさえあれば、あとは手に入るものだけで十分です」と新開さん。ナツメやクコの実、ハスの実は中華食材の売り場で見つかるが、なければ入れなくてもいい。これらの食材とユリ根、ヤマイモは、胃腸の調子を整えたり、体に潤いを与えたりと、薬膳ではさまざまな効能がある「食薬」とされる。
ヤマイモは大きめに切り、ホクッとした食感になるまで煮ると栄養の吸収が良くなる。今の季節なら、ギンナンを入れても。もち米がスープにとろみを加えるが、主食を兼ねるなら、量を増やしておかゆ状にする。材料を準備すれば、あとは鍋に入れて煮るだけという手軽さだ。肉が硬くならないよう、鍋は必ず土鍋など厚手のものを使う。
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