コロンビア

和平賛成派ぼうぜん…大統領「遺産作り」裏目

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 【山本太一、ボゴタ朴鐘珠】南米コロンビアで政府と左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」の和平合意の賛否を問う2日の国民投票は、国内外の事前の予想を覆し、反対派が勝利した。要因の一つには合意を急ぐサントス大統領の焦りがあった。

 首都ボゴタでは2日夜、開票速報を見守った賛成派らがぼうぜんと立ち尽くした。反対派の急先鋒(せんぽう)のパロマ・バレンシア上院議員(40)も毎日新聞の取材に「ただただ、驚いている」と話した。

 既定路線と考えられていた和平実現だが、革命軍の蛮行に対する国民の怒りは根強く、傷痕も癒えていないことが、今回の投票で改めて浮き彫りになった。52年間の内戦では、現人口の7分の1に相当する約700万人が戦火を逃れるために家を追われ、犠牲者数は26万人に上った。革命軍に誘拐されたとみられる約500人は消息不明のままだ。

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