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ノーベル賞

大隅さん「細胞の自食」解明…医学生理学賞

ノーベル医学生理学賞の受賞が決まり、笑顔で記者会見する大隅良典東京工業大栄誉教授=東京都目黒区で2016年10月3日午後8時18分、長谷川直亮撮影

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル医学生理学賞を東京工業大栄誉教授の大隅良典(おおすみよしのり)氏(71)に授与すると発表した。日本の受賞は3年連続で、25人目。大隅氏は生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる現象を分子レベルで解明し、生命活動を支える最も基本的な仕組みであることを突き止めた。オートファジーが人のがんやパーキンソン病にも関係していることが判明し、疾患の原因解明や治療などの医学的な研究につながることが期待される。

 大隅氏は東京大助教授だった1988年、微生物の一種・酵母を栄養不足で飢餓状態にすると、液胞と呼ばれる小器官に小さな粒が次々とたまる様子を顕微鏡で見つけた。酵母が自らの細胞内にあるたんぱく質などを液胞に運び込み、酵素を使って分解するオートファジーの過程だった。93年、飢餓状態にしてもオートファジーを起こさない酵母を見つけ、正常な酵母と比較することで、オートファジーを起こす遺伝子を突き止めた。同研究…

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