生き物の体は日々変わらないように見えるが、細胞そのものや、その中身は絶えず入れ替わっている。そのためには、新たな物質の「合成」とともに、「分解」が重要な鍵を握る。
オートファジー(自食作用)は、不要物などを分解してリサイクルもする細胞内の働きだ。単細胞生物から人に至るまで、生物が生き延びるために持っている共通の「基本戦略」と言える。名称は、ギリシャ語で自分を表す「オート」と、食べるという意味の「ファジー」に由来する。
オートファジーの働きによって、たんぱく質はアミノ酸というエネルギー源になったり、たんぱく質生成の材…
この記事は有料記事です。
残り287文字(全文555文字)
毎時01分更新
<くらしナビ・ライフスタイル> 地権者が分からず、事実上放…
なるほドリ 今年の世界の平均気温は記録的な高さになりそうな…
ブレグジット(英国の欧州連合=EU=からの離脱)の行方を占…