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細胞内不要物リサイクル…オートファジーとは

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オートファジーの仕組み
オートファジーの仕組み

生命維持の根幹

 生き物の体は日々変わらないように見えるが、細胞そのものや、その中身は絶えず入れ替わっている。そのためには、新たな物質の「合成」とともに、「分解」が重要な鍵を握る。

 オートファジー(自食作用)は、不要物などを分解してリサイクルもする細胞内の働きだ。単細胞生物から人に至るまで、生物が生き延びるために持っている共通の「基本戦略」と言える。名称は、ギリシャ語で自分を表す「オート」と、食べるという意味の「ファジー」に由来する。

 オートファジーの働きによって、たんぱく質はアミノ酸というエネルギー源になったり、たんぱく質生成の材料に変化したりする。また、不要となった物質や病原体も分解することで、生命活動を維持している。細胞内にこうした働きがあることは、1960年代にベルギーのドデューブ博士(74年ノーベル医学生理学賞受賞)が発見していたが、詳細は未解明だった。

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