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(中)ボニンブルーの海へ

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 小笠原諸島は江戸時代、「無人島(ぶにんしま)」とよばれていた。小笠原村の花、ムニンヒメツバキも、小笠原諸島の英名「Bonin islands(ボニン・アイランズ)」も、この名前に由来する。冨田マスオさんの写真特集第2弾は、小笠原の海がテーマだ。

写真・文 冨田マスオ

イルカと遊ぶ

小笠原の海には多くのクジラが生息する。その中でもミナミハンドウイルカ(ミナミバンドウイルカ)は人なつっこく、シュノーケルで一緒に泳ぐことができる。若い好奇心のあるイルカは、近寄ってくることもある。この時は、海藻で遊んでいた

イルカの群れ

ミナミハンドウイルカは、十数頭の群れで行動していることが多く、人に関心がないときは素通りしていく

イルカの親子

群れの中で、生まれたばかりの赤ちゃんイルカはお母さんイルカにずっと寄り添って泳ぐ。たまに、お乳をあげるシーンも見られる

イルカに近づいてみた

ミナミハンドウイルカは、昼間は半分寝ていることもあり、目を閉じて泳いでいることもある

アオウミガメ

南島海域公園で、休憩中のアオウミガメと遭遇した。小笠原は日本で最大級のアオウミガメの繁殖地でもある

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シュノーケル

南島海域公園は透明度が高く、シュノーケルだけでも十分楽しめる。このシュノーケルで深く潜れるようになると、イルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムもさらに楽しくなる

枝サンゴ群

父島の二見湾には、スギノキミドリイシという枝サンゴの一大群生地がある。定期船おがさわら丸は、この枝サンゴ群生地の横に停泊する

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ホワイトチップ

ホワイトチップと呼ばれるこのサメは、通称ネムリブカ。昼間はおとなしくしていることが多い。サメなので怖がるひとも多いが、刺激をしなければ攻撃性は低いとされている

魚をくわえる

ミナミハンドウイルカの捕食シーンもまれに見られるが、食べずに遊んだりしていることもある。この時くわえていたのはブダイの仲間

ロウニンアジ

イルカの群れの近くでは、体長1㍍を超えるロウニンアジが、魚のおこぼれをもらうために付いて泳いでいることがある。人が近寄っても、すぐに逃げようとはしなかった

ハシナガイルカ

これはハシナガイルカの群れ。小笠原ではよく出合えるイルカだ。ドルフィンスイムには向いていないが、船上からウオッチングしていると、スピンジャンプが見られることもある

遊ぶイルカ

明治以前、父島列島の英名はBonin islandsと呼ばれ、これは日本語の「無人島(ぶにんしま)」に由来する。小笠原諸島の独特の濃く深くどこまでも透き通った青色を、この島ではボニンブルーと呼び、この海でイルカと遊ぶことができる

撮影者の横顔

 冨田マスオ(とみた・ますお)1967(昭和42)年6月生まれの49歳。鹿児島出身で、30歳の時に小笠原の自然に魅了されて移住、本格的に写真を始める。現在は「マスオフォト」として四季折々の祭りやダイビング、結婚式の写真などを撮り続けるかたわら、歴史や文化、自然の観光ガイドや、小笠原の映像と音楽のプロデュースなども行っている。

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