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本因坊400年への道

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本因坊400年への道

囲碁 文裕、さらなる高み目指す=金沢盛栄

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二十六世本因坊の号「文裕」を披露する井山裕太本因坊=大阪市北区で9月9日、小関勉撮影
二十六世本因坊の号「文裕」を披露する井山裕太本因坊=大阪市北区で9月9日、小関勉撮影

 「本因坊文裕(もんゆう)とさせていただきます」

 9月9日夕、大阪市内のホテルで開かれた「第71期本因坊就位式・祝賀会」。主役である井山裕太本因坊(27)はあいさつに立つと、色紙の入った額を前面に持ち、号を披露した。その瞬間「ほー」というざわめきが、会場のあちらこちらから起きた。

 今回の七番勝負。井山は高尾紳路九段を4勝1敗で降し、5連覇を達成、永世称号(二十六世)を名乗る資格を得た。そして、井山は5連覇を機に、号を名乗りたいと広言した。それが就位式で明かされたわけだが、「文」という文字が入っていたことに誰もが驚いた。「裕」は名前から取ったとすぐに分かるが、「文」の意味するところが謎だったからだ。

 謎解きは、井山のすぐ後に壇上に立った、京都・寂光寺の大川定信住職がしてくれた。住職は「求道者である文殊菩薩(ぼさつ)の力、知恵を授かって、井山本因坊には、囲碁から囲碁道に進んでいってほしい」と明かした。「文」は文殊菩薩から1字を頂いたのだ。実は大川住職、井山から号の相談を受けていた。

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