【ブリュッセル八田浩輔】マーシャル諸島共和国が核保有国の英国、インド、パキスタンを相手取り、核軍縮を誠実に交渉する義務を果たすよう求めた裁判で、国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)は5日、司法裁には管轄権がないと決定した。静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしたビキニ環礁の水爆実験など数々の核実験の舞台となった島国が国際司法に委ねた「核ゼロ」の訴えは退けられた。
司法裁は決定で、マーシャル諸島の訴えは、管轄権の前提となる具体的な紛争に該当しないとの判断を示した。これで裁判は終結し、上訴はできない。
この記事は有料記事です。
残り321文字(全文577文字)
毎時01分更新
3月で東日本大震災の発生から10年になる。仙台市出身のお笑…
新型コロナウイルスの感染拡大に収束の兆しが見えない中、今年…
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で各地の病床が足りなくな…