秋季高校野球

県大会 明秀日立10年ぶりV 1点差守る /茨城

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優勝を決め、喜びを爆発させながらスタンドへ駆け寄る明秀日立ナイン=ひたちなか市で 拡大
優勝を決め、喜びを爆発させながらスタンドへ駆け寄る明秀日立ナイン=ひたちなか市で

 第69回秋季関東地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞水戸支局など後援)は7日、ひたちなか市民球場で決勝が行われ、第4シードの明秀日立が霞ケ浦を2−1で破り、10年ぶり2回目の優勝を決めた。明秀日立は少ない好機を得点につなげ、守り切った。両校が出場する関東大会の組み合わせ抽選会は12日、毎日新聞東京本社(東京都千代田区)で行われる。関東大会は22日、宇都宮市で開幕。戦績はセンバツ出場校を決める際の重要な参考資料となる。【川崎健、加藤栄】

 ▽決勝

明秀日立 001100000=2

霞ケ浦  000010000=1

霞ケ浦あと1本出ず

 明秀日立が競り勝った。三回2死二塁、渡辺の左前適時打で先制。四回には泉の右前適時打で追加点を奪った。先発粂は八回以外毎回の11奪三振で、1失点の力投。霞ケ浦は五回に1点を返したがあと1本が出なかった。

意地見せアウトに

 ○…唯一の甲子園経験者が守備でみせた。霞ケ浦の三塁手・益子侑也選手(2年)は九回表、左翼線に抜けそうな痛烈な打球に食らいつき一塁へ送球。「力投する川崎を助けたい」と意地でアウトにした。昨夏甲子園の土を踏んだが、それ以降は「気が抜けてしまった」。先月の県南予選ではベンチから外れ、県大会でようやく背番号15をもらった。守備は良かった決勝だが打撃は3打数無安打。「負けて気が引き締まった。バットを振り込んで、関東大会は打撃で貢献する」と誓った。

「強気」胸に危機乗り越え 明秀日立2年・粂(くめ)直輝投手

 優勝まであとアウト一つの九回2死。「ふー」と一息ついて投じたスライダーで最後の打者をファーストへのファウルフライに打ち取ると、右手の拳を思いっきり握りしめた。試合後「インコースを強気に攻めた。納得のいく投球だった」と振り返った。

 常磐大高との準決勝は、完投したものの「逃げの投球」で6失点。満足のいく内容ではなかった。

 決勝は四回に2四球などで2死満塁のピンチを招いた。「強気でいけ」との金沢監督の声に「ハイっ」とうなずき、続く打者を遊ゴロに打ち取った。五回のピンチも1失点で切り抜け、133球を投げ抜いた。

 右の横手投げ。この秋からエースナンバー「1」を背負う。制球力が持ち味で、2回戦では下妻二相手に無四球完封を演じた。金沢監督は「大会中にどんどん成長している」と目を見張る。

 チームは夏の茨城大会で決勝に進出したが、常総学院に敗れ、あと一歩で初の夢舞台を逃した。「何としても甲子園へ行きたい」。関東大会で全ての力を出すつもりだ。【川崎健】

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