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今週の本棚

『小さな出版社のつくり方』 著者・永江朗さん

 (猿江商會・1728円)

 「どの社長も『もうかってないよ』と誇らしげに言う。人間は経済学的に合理的に、つまりお金だけでは行動しないんですね」。1人から数人で営む12の新しい出版社を紹介する一冊を書き下ろしてみての実感だ。苦境のはずの業界にあって、どこか軽やかに挑戦する姿からは、自己実現のためのヒントを得られそう。著者は、硬軟の幅広いテーマで活躍するフリーライターで、特に書店流通に詳しい。

 「鉄筆」は、渡辺浩章さんが50歳を目前にして光文社を円満退社して創業。社是は「魂に背く出版はしない」だ。著者はインタビューするうちに、本が売れないのは人口減やネットの影響だけでなく、本が<つまらなくなったから>だと思いを致す。TBS記者だった安永則子さんが「小さい書房」を興したのは<子どもと晩ごはんを食べたい>との目的を果たすために<ひとりでできる>仕事を探した結果。「出版業界への変な幻想がなく…

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