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佐治博士のへえ〜そうなんだ!?

/106 「刷り込み」からの脱却 /愛知

真実に対峙して次元アップ?

 今から60年以上も昔、大学の数学科1年生の授業で初めて出合った基礎数学の教科書の裏表紙に「我々が見ているものは、真理の光に照らされた影に過ぎない。真理の光はまばゆく直接仰ぎ見るには苦痛を伴うが、求める努力さえあれば、美しい真理に触れることは可能である……」と書かれていたように記憶しています。今、思えば、ギリシャ時代の哲学者プラトンが「国家論」の中で述べている「洞窟の喩(たと)え」の意訳だったのかもしれません。数学の勉強であれ、お稽古(けいこ)ごとであれ、あるレベルに到達するには苦痛が伴うものであり、その克服の先に喜びがあるということなのでしょう。

 実は、私たちが日常、見聞きしている世界は無意識的な「刷り込み」による錯覚が多いといわれています。今…

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