メキシコ

「仕事なく壁は無駄」トランプ氏の移民対策

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
プログレソとリオブラボー
プログレソとリオブラボー

 【米メキシコ国境地帯で長野宏美】11月の米大統領選で「反移民」を掲げる共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)は、メキシコ人を「犯罪者だ」と批判し、不法移民の流入対策として「(メキシコとの)国境に壁を造る」と公約している。不法移民はどのように米国側に越境しているか。防ぐための現実的な手立てはあるのか。米国−メキシコ国境地帯の両側で実態を探った。

 米南部テキサス州南東部のプログレソ。一面に広がるサトウキビ畑を横目に車で走ると、高さ約6メートルの茶色いフェンスが現れた。ブッシュ前政権が2006年に不法移民対策として設置した。農機具を通すため数百メートルごとに切れ目があり、地元の人は「意味がない」と話す。

この記事は有料記事です。

残り1068文字(全文1371文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集