書籍消毒機

導入の図書館が増加 「安心」「気にしすぎ」

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書籍消毒機に本を設置する子供=福岡県大野城市の大野城まどかぴあ図書館で
書籍消毒機に本を設置する子供=福岡県大野城市の大野城まどかぴあ図書館で

 図書館の本を殺菌消毒する「書籍消毒機」を導入する図書館が増加している。消毒機の販売を手掛ける国内の主な2社によると、全国で約340施設に広がる。利用者からは「安心して本を借りられる」との声が上がるが、専門家は「過剰に心配する必要はないのだが」と首をかしげる。【尾垣和幸】

 福岡県大野城市の市立大野城まどかぴあ図書館は昨年6月、貸し出しコーナーの隣に消毒機を設置した。「本に髪の毛が挟まっていた」、「たばこの臭いが染みついている」などの苦情を受けたためだ。1日約40回、これまでに1万4000回超の利用があったという。

 使い方は簡単だ。電子レンジのようなボックスの扉を開け、中に本を置く。ボタンを押すと、風が吹いてぱらぱらとページがめくられ、殺菌のための紫外線が照射され、同時に消臭抗菌剤も散布される。時間は30秒ほどで、最大4冊まで同時に消毒できる。福岡県太宰府市の主婦(48)は「汚れが気になるので、以前はウエットティッシュで表紙を拭いていた。楽で助かる」と喜ぶ。

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