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とっとりの美

県立博物館から 日本におけるキュビスム−ピカソ・インパクト 日本美術界、空前の影響 /鳥取

 画面のあちこちに顔や腕、足を連想させる形態がちりばめられ、画面全体をうねるような躍動感が満たしている。「祭」というタイトルを参照するならば、描かれている情景を特定することはさほど困難ではない。ここに繰り広げられているのは多くの人が踊り騒ぐ祭の様子であり、なるほど右上には神輿(みこし)らしき品も描き込まれている。

 驚くべきことにこの大胆なイメージは洋画ではなく日本画である。1948年、京都絵画専門学校(現京都市立芸術大学)で日本画を学ぶ若い画家たちが、日本画壇の刷新を叫んでパンリアル美術協会を結成する。下村良之介はその中心的な作家の一人であり、この作品は翌年の第1回展に出品されている。圧倒的な動勢とデフォルメに彩られたこの作品が、上品な日本画に見慣れた人々に強い衝撃を与えたことは想像に難くない。第二次大戦…

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