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科学の森

基礎研究にスポット 今年のノーベル賞自然科学系

 今年のノーベル賞は、日本から医学生理学賞で東京工業大の大隅良典(おおすみよしのり)栄誉教授が選ばれるなど自然科学系3賞で計7人の受賞者が決まった。近年実用化に結び付いた研究成果が選ばれる傾向にあったが、今年はいずれも基礎研究に光が当たったのが特徴だ。【渡辺諒、大場あい】

 ●医学生理学賞

 大隅氏が取り組んだ基礎研究は、生物が細胞内でたんぱく質などを分解して再利用する現象「オートファジー(自食作用)」で、分子レベルでの解明が評価された。医学生理学賞で日本人単独は1987年の利根川進氏以来。人がやらない独自のテーマにこだわった姿勢が実を結んだ。

 大隅氏は受賞決定後の7日、東工大での講演で、まだ実用化に結び付いていない基礎研究の重要性を強調し、「最近は成果の出やすいはやりの研究に向かう志向が強くなっているが、こつこつ最低でも5年間くらいやってみることが大切。時間をかけて研究課題を育てていかなければいけない」と述べた。大隅氏は酵母の細胞でオートファジーを見つけた88年以来、仕組みの謎を解いてきた。

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