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ハオチェン・チャンとアジア新時代の調べ~群響東京オペラシティ公演

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群馬交響楽団2014東京オペラシティ公演
群馬交響楽団2014東京オペラシティ公演

KAJIMOTO

【2016群馬交響楽団東京オペラシティ公演】

 群馬交響楽団の大友直人音楽監督就任とともに始まった、東京オペラシティ公演は今年で4回目を迎えます。2期目を迎えた大友音楽監督最初の東京公演は、第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで史上最年少優勝(盲目のピアニスト辻井伸行と同時優勝)をしたハオチェン・チャンを迎えてプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を演奏します。欧米でのキャリアに定評がある実力派ピアニスト、ハオチェン・チャンと群響の共演がアジアの新しい時代を予感させます。プロコフィエフのピアノ協奏曲第2 番は、ソロパートの難しさのため実演はそう多くなく、貴重な生演奏の機会ともなります。

 また、大友直人音楽監督の得意とするイギリスの作曲家の作品二つを演奏します。

 「タリスの主題による幻想曲」(1910年初演)は、近代イギリス音楽の基礎を作ったヴォーン・ウィリアムズ(1872~1958年)の出世作で、3群に分けられた弦楽合奏がどのような音響効果をもたらすか、東京オペラシティコンサートホールでどんな響きをつくることができるか、群馬交楽楽団にとっても興味深い曲となっています。

 ウィリアム・ウォルトン(1902~83年) の交響曲第1番(35年初演)は、イギリス音楽界では定番曲となって久しいといわれていますが、難曲としても有名で、大友音楽監督の意気込みが伝わるプログラミングとなっています。

 皆様のお越しをお待ちいたします。

群馬交響楽団について Gunma Symphony Orchestra 

 群馬交響楽団は1945年、戦後の荒廃の中で文化による復興を目指し創設されました。戦後の何もない荒廃の中でいち早く産声を上げた地方オーケストラのパイオニアです。

 また、55年「群響」をモデルに製作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集めました。このことにより、翌年には文部省により群馬県が全国初の「音楽モデル県」に指定され、61年市民の強力な支援を受けて高崎市が群馬音楽センターを建設、これを拠点として幅広い活動が展開されました。この群馬音楽センターの建設は、文化への国庫補助のさきがけとなりました。

 81年からは群馬県の全面的な支援により音楽活動を充実させ、94年には「プラハの春国際音楽祭」、 「ウィーン芸術週間」 から同時に招待を受け4カ国を巡る海外公演を実現しています。

 2003年10月にはNHK「プロジェクトX~挑戦者たち~」で楽団の草創期が紹介され、04年11月には天皇、皇后両陛下、デンマーク国女王陛下、同王配殿下をお迎えしての演奏会を開催しました。14年6月には定期演奏会が500回に達し、15年11月には創立70周年を迎えることができました。

 13年4月から大友音楽監督のもと、定期演奏会をはじめ幅広い音楽活動を展開し、群馬県の文化の象徴として県民から幅広く支持されています。

受賞歴

 1966年「朝日・明るい社会賞」、89年 第11回山本有三記念「郷土文化賞」、94年「日本文化デザイン賞」、95年「第4回日本生活文化大賞特別賞」、2001年 日本放送協会「関東甲信越 地域放送文化賞」受賞。

公演データ

【2016群馬交響楽団東京オペラシティ公演】

10月20日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール

指揮:大友直人(群響音楽監督) 

ピアノ:ハオチェン・チャン

管弦楽:群馬交響楽団

 

ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16

ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調

 

主催:群馬県・公益財団法人 群馬交響楽団

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)

後援:群馬県教育委員会・高崎市・高崎市教育委員会・上毛新聞社・群馬テレビ・FM GUNMA

入場料:S5700円・A4600円・B3600円・C2600円

マネジメント:KAJIMOTO

お問い合わせ:公益財団法人群馬交響楽団 ☎027-322-4316

      http://www.gunkyo.com/

プレイガイド:カジモト・イープラス 0570-06-9960

      http://www.kajimotomusic.com/

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