民主党のヒラリー・クリントン候補と共和党のドナルド・トランプ候補は、対中国政策では重なる部分が多い。中国が米国経済を脅かしているとの認識では一致しているからだ。ただ、国務長官時代に米国の「アジア回帰」政策を主導し、中国が嫌がる人権問題への関心も高いクリントン氏が当選する方が、中国にとっては「痛手」となりそうだ。
クリントン氏は、中国による鉄鋼の過剰生産や廉価販売を「不公正だ」と批判。大統領直属の「貿易検察官」を設置し、対抗策を強化する考えを示している。トランプ氏は「中国が雇用を奪っている」と繰り返し、中国製品に45%の関税をかけるとまで主張する。
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