科研費

新規応募は初の10万件超

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 文部科学省は、研究活動を支える科学研究費補助金(科研費)として今年度計2097億円を助成したと発表した。総額は前年度とほぼ同額だが、助成を求める新規の応募は初めて10万件を超えて過去最多となり、採択率は26.4%と5年連続で下落した。ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)が改善を訴える国内の研究環境悪化が改めて浮き彫りになった。

 政府の研究助成には大学や研究機関に配分する運営費交付金と、研究者に公募する科研費などの競争的資金がある。大隅氏も1982年に初めて約100万円の科研費を獲得し研究に乗り出した。運営費交付金が年々削減される中、すぐに成果が出にくい基礎研究で特に科研費を頼る傾向が強まっており、今年度は10万1234件(前年度比1.8%増)の新規応募があった。

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