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京に生きる・技と人

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/9 京すだれ本舗・久保田美簾堂 美を重ね編む細やかさ /京都

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茶室の天井にしつらえるマコモのすだれを手編みする久保田晴司さん。編み糸を操るたび、糸を結んだ道具「つちのこ」が竹に当たる音が響く=京都市下京区の久保田美簾堂で、小松雄介撮影
茶室の天井にしつらえるマコモのすだれを手編みする久保田晴司さん。編み糸を操るたび、糸を結んだ道具「つちのこ」が竹に当たる音が響く=京都市下京区の久保田美簾堂で、小松雄介撮影

 四条烏丸の交差点から歩いて数分。祇園祭の宵山や山鉾(やまほこ)巡行の折には、たくさんの人が繰り出すかいわいに、「京すだれ本舗 久保田美簾(びれん)堂」(京都市下京区)はある。「簾」は「すだれ」。その名の通り、すだれを作る店だ。店名を横書きで右から読ませる看板と黒塗りの店構えは、老舗の落ち着きと伝統を漂わす。

 そのショーウインドーに、見本の品が飾ってあった。改めてすだれをじっくり見たことはない。立ち止まって、竹ひごで編まれたすだれをガラス越しに拝見。すると、一列に上から下へ、波のような模様が真っすぐ延びていた。

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