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住まい近くの路上、スコブル怪しげなオバサンが歩いてくる。足取りは鈍く、左右に蛇行している。「やだ、あの人、昼間なのに酔っ払ってる」。うつむき加減の様子からして、今にも吐きそうなのかも。
次第に距離がちぢまり、警戒してオバサンの顔を見た。何とその人は私の友人であった。同じ町で小さな美容コンサルタントの会社をやってる。つまり女社長さんだ。
「ちょっと、ヨッチャンじゃないの。何やってんの? フラフラしてるからヤバイ人かと思った」
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