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<中日新聞>連載記事削除問題 月内にも外部検証公表

中日新聞が記事と見出しを削除した5月19日朝刊の連載記事

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 中日新聞・東京新聞が子どもの貧困を扱った連載記事で事実と異なる記述があったとして記事を削除し、おわび記事を掲載した問題で、両紙を発行する中日新聞社(名古屋市)は、外部の有識者を交えて検証し、結果を今月中にも公表する予定だ。【町田結子、青島顕】

     東海地方で発行する中日新聞は5月、朝刊で「新貧乏物語」第4部を6回掲載し、同月19日の3回目では病気の父親を持つ女子中学生を取り上げた。同社によると、この回で生活が厳しくて学校に教材費や部活動の合宿代が払えないなどとした3カ所の記述が事実でなかったとしている。この記事は首都圏で発行する東京新聞も6月21日朝刊に掲載した。

     同社は「記者が事実と異なる取材メモを作成し、それを基に原稿を書いた」としている。同社の調べに対し、記者は「原稿を良くするために想像して書いてしまった」と説明したという。

     また中日新聞は5月17日朝刊の連載1回目で、パンの移動販売をしている母親を手伝う男子小学生の後ろ姿の写真を掲載したが、販売現場とは違う場所で撮影していた。同社によると、同じ記者が、関係者の自宅前で撮影するようカメラマンに指示したという。

     両紙は今月12日朝刊におわびを掲載し、当該記事を削除した。この中で臼田信行・名古屋本社編集局長が「記者が事実と異なることを自ら知りながら書いたことは到底許されません。深くおわび申し上げます。関係者を厳正に処分するとともに、記者教育に一層力を入れていきます」とコメントした。

     同社編集局は13日、毎日新聞の取材に対し「深刻な事態だと受け止めている。現在、検証作業を進めており、外部有識者を交えた検証結果を紙面で公表する予定だ。時期は月内にもと(考えている)」と答えた。

     記事に登場する家族から8月末に指摘を受け、社内調査を進めていたとしている。虚偽の事実の掲載を明らかにするまで1カ月半かかった理由や、記者の所属や年齢などについては、「検証中だ」として取材に答えなかった。

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