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お洒落、でもマニアック! 女性に紹介したい、自家製スイーツも楽しめる“渋谷系”ラーメンカフェ

情報提供:GetNavi web

ラーメン好きなミュージシャンとして知られる、サニーデイ・サービスの田中 貴さん。年間600杯以上を食べ歩く田中さんが、女性にイチオシのお店を紹介するとしたら? そんな発想からはじまった本企画ですが、今回うかがったのは渋谷にあるお洒落な一軒でした。

 

パティシエのスイーツを楽しめる“風変わり”な真のラーメンカフェ

最先端トレンドが発信される街・渋谷。といっても、ここはにぎやかな駅前からは少し離れた、人気セレクトショップなどが点在する丘の上。ライブ会場としては「渋谷公会堂」や「渋谷eggman」などが近くにありますが、この文化的なエリアの路地裏2階に、今回のお店「らーめんと甘味処 九月堂」がありました。

 

「よく、雰囲気だけのカフェ“風”ラーメン店ってあるじゃないですか。でもここは正真正銘のラーメンカフェ。パティシエ自家製のスイーツも楽しめる、ガチな店なんです。渋谷だけど、喧騒とは無縁の静かなロケーション。そして白が基調のお洒落な空間もイイですよね。もちろん、肝心のラーメンが抜群においしいのは言うまでもありません」(田中さん)

20161018_y-koba_Living1_02↑白亜の空間は清潔感にあふれ、オープンキッチンで開放感も十分。日中は窓から陽光が差し込み、明るい雰囲気のなかでラーメンと甘味を楽しめます

 

20161018_y-koba_Living1_03jpg↑さし色として彩りを加えるのが、柱を赤くくり抜いたニッチのなかに映える花。また、ハイセンスなデザインの照明がカジュアル感を演出します

 

メインのラーメンは、動物系スープと魚介ダシをブレンドした深みのある醤油味。そして「こってり」または「あっさり」から選べるのが特長です。女性向けということで田中さんにあっさりかを確認すると、意外な答えが返ってきました。

 

「マニアや行きつけの店があれば別ですが、普通はラーメン店ってたまに行く存在だと思うんです。なので、『どうせならこってり』っていう女性が僕の周りには多いんですよ」(田中さん)

 

店主の嗜好と高度な技術に裏打ちされたこってりとあっさりの二枚看板が絶品

そうやって話をしていると、「らーめん(こってり)」が登場。こちらは動物系スープが、魚介ダシに対して6倍の割合で入ったとろみのあるタイプです。

 

「鶏ガラと豚骨のほか香味野菜の旨味も効いて、濃厚ながら優しさあふれる味がこってりの真骨頂。麺は国産小麦をメインに、外国産小麦を加えてコシを強めた中細タイプですね。濃度のあるスープをしっかり持ち上げるしなやかさを持ちながら、伸びにくいので女性がゆっくり食べるのにもオススメです」(田中さん)

20161018_y-koba_Living1_04↑らーめん(こってり/¥770)。ちなみに麺は150gで、平日17:00までは大盛(1.5倍)が無料です

 

田中さんはラーメンを味わいながら、井上貴史店主とのエピソードを語ります。それは以前、雑誌『GetNavi』の連載で取材に訪れた時の話からはじまりました。

 

「こってりといっても、洒落た店構えなので濃度は控えめかと思いきや、かなり振り切ったインパクトがありますよね。その話をふったら、井上さんは濃厚がウリの家系ラーメンの大ファンということが発覚(笑)」(田中さん)

20161018_y-koba_Living1_05jpg↑具は豚バラのチャーシューとメンマ、白髪ネギと万能ネギなど。なかでも色味を演出する2種のアラレと、爽やかなアクセントを生む柚子が印象的です

 

濃厚ラーメン好きならではのこのパンチ力というワケですね。とはいえ、もともと井上さんは淡麗系ラーメンで人気の「AFURI」出身。田中さん自身も「井上さんの実力の高さは、あっさりを食べるとよくわかりますよ」と腕前を絶賛。

20161018_y-koba_Living1_06↑らーめん(あっさり/¥770)。価格はこってりと同料金で、動物系と魚介系のスープの構成比が変わります。同じ素材ながら、比率でここまで味が違うというお手本的な一杯

 

ということで、あっさりも注文してみることに。こちらはカツオや煮干しなどの魚介ダシを、動物系スープの5倍になるよう配合。繊細な香りがふんわりと広がる、さらっとした味で絶品です。

 

「こってりか、あっさりか。前回食べた時のメニューや季節にもよりますけど、毎回けっこう悩むんですよ。こってりしか食べないという人もいるかもしれませんが、絶対に両方食べてみてほしいですね」(田中さん)

 

実はスイーツ大好き!?甘党の田中さんが大絶賛するパフェもチェック

同店ならではのお楽しみが、冒頭でも紹介した甘味。田中さんといえばラーメンですが、甘いものは普段食べるのでしょうか。すると意外な答えが返ってきました。

 

「あまり言わないんですが、すごく好きなんです。しかも、甘ければ甘いほど好きというレベル。よく『甘さ控えめ』ってありますが、僕は控えなくていいのにって思っちゃいますね」(田中さん)

20161018_y-koba_Living1_07↑「桜パフェ」(¥620)。コーンフレークの上に、バニラアイスと桜風味アイスほか、あんこや黒蜜がかかった和テイストあふれる甘味です

 

そんな甘党の田中さんが、数ある甘味から選んだのは「桜パフェ」。食べ終えると、深く感心しながら感想を聞かせてくれました。

 

「僕は甘すぎるスイーツが好きですが、ラーメンの後はさっぱりしてるほうがいいと思うんですよ。その点、さすがにここのパフェは計算されていて、甘さは十分にありながらも後味はすっきりしていてちょうどいいですね」(田中さん)

 

一見はお洒落でもラーメンはマニアック!?九月堂はラーメン界の渋谷系?

ラーメンも甘味もおいしく味わえる店が、渋谷にある。田中さんは「ターミナル駅って家賃が高いから、アクセスのいい立地だとチェーン店ばかり。イチオシとなると難しいんですよね」と前置きし、同店を挙げた理由をより深く教えてくれました。

 

「前回もそうでしたが、女性に薦めるうえで考えるのはゆっくりできること。ラーメンがおいしいうえにくつろげる店って、そこまで多くないんです。その点、九月堂はテーブル席がちゃんとあって、せかせかした雰囲気は皆無。甘味はスイーツとしての魅力もですが、これがあることで安心できると思うんです。食べるスピードを気にしながらのラーメンって、嫌ですもんね」(田中さん)

20161018_y-koba_Living1_08↑ゆとりのあるスペースに、テーブル席が用意。椅子は柔らかいソファで、深く腰をかけてまったりできます

 

20161018_y-koba_Living1_09↑ソファにはひざ掛けが添えられています。細やかな心遣いは女性にとってうれしい限りですね

 

ところで渋谷といえば、サニーデイ・サービス自身が「渋谷系」というカテゴリーで語られることも。やっぱり渋谷=流行で、お洒落な音楽という意味なのでしょうか。

 

「いやいや、どちらかといえば音楽オタクのこと。渋谷系が盛り上がった90年代では、マニアックだったということですよね。もとは『HMV record shop 渋谷』のインディーズコーナーで紹介されていたアーティストが渋谷系なんて呼ばれていて。まぁ当時はネットがなかったし、インディーズの音源は渋谷のマニアックなレコード屋とかに来ないとなかなか手に入らなかったんですよ」(田中さん)

20161018_y-koba_Living1_10↑井上貴史店主と田中さん。ふたりで券売機を見ながら、限定メニューの話を中心にラーメン談議に花が咲きます

 

一見はよくありがちなお洒落系に見えながらも、中身はマニアックで奥が深い。その意味では、計算し尽くされた九月堂のラーメンも渋谷系といえるのではないでしょうか。田中さん自身、当時から渋谷のレコード屋を巡りつつラーメン店行脚にも勤しんでいたそう。でも、情報がなくておいしい店を探すのにはひと苦労したとか。今度機会があれば、そんな田中さんのラーメン青春時代についても聞きたいと思います。

取材・文=中山秀明 撮影=石上彰(gami写真事務所)

 

【Shop Data】

20161018_y-koba_Living1_11

らーめんと甘味処 九月堂

住所:東京都渋谷区神南1-15-12 佐藤ビル2F

電話番号:03-6327-4056

営業時間:平日11:00?22:00、土祝、11:30?22:00、日11:30?21:00

定休日:月(祝日の場合は翌火曜日が休み)

アクセス:JRほか「渋谷駅」徒歩8分

 

【著者プロフィール】

田中 貴

2008年に再結成を果たし、以来ライブを中心にマイペースながらも精力的に活動を続けるサニーデイ・サービスのベーシスト。年間600杯以上を食べ歩くラーメン好きとして知られ、TVや雑誌などでそのマニアぶりを発揮することも多い。バンドとしては2016年8月3日に通算10枚目のアルバム『DANCE TO YOU』を発売。そして10月21日の大阪を皮切りに、「サニーデイ・サービス TOUR 2016」を各地で展開する。ファイナルとなる12月15日の東京公演まで、音と麺の旅は終わらない。

 

【URL】

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

http://at-living.press

情報提供:GetNavi web


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