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中村恵理

ソプラノ歌手 女性の生きざま、高らかに

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フリーになって、世界各地での公演が増えた。「日本食を探すより、その土地の食べ物が一番おいしいとわかった」と話す中村恵理=兵庫県西宮市で、大西岳彦撮影
フリーになって、世界各地での公演が増えた。「日本食を探すより、その土地の食べ物が一番おいしいとわかった」と話す中村恵理=兵庫県西宮市で、大西岳彦撮影

 欧州の歌劇場で活躍するソプラノ歌手の中村恵理が来春、故郷・兵庫でリサイタルを開く。テーマは「悩める女性の群像」。オペラの世界でさまざまな女性を演じてきた中村が、女性作曲家の作品や女性の憂いを描いた歌曲を集めた珠玉のプログラムを披露する。

 東京オペラシティのリサイタルシリーズ「B→C(ビートゥーシー、バッハからコンテンポラリーへ)」の一環。プログラムはバッハと現代作品を1曲以上ずつ組み込む以外は自由に決められる。中村はバッハも現代曲も歌った経験がほとんどなかったといい、「喜劇でも悲劇でも、私は女性の生きざまを表現してきました。やったことがないものを自分に引き寄せて歌うには、普段演じている女性に沿う曲目がいい」とその意図を語る。

 シューマンの妻、クララ・シューマンや旧ソビエト連邦でショスタコービチの支持を得て独自の世界観を表したソフィア・グバイドゥーリナら4人の女性作曲家を取り上げる。「4人が歩んだ険しい道のりと生み出した音楽に光を当てたい。どれだけ彼女たちの作品に寄り添って表現できるか」と意欲を見せる。

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